かごの中の鳥 bird in a cage 2005 1 12

 岐路に立つ日本、分水嶺の日本。
こうした大事な時期に来ているというのに、
多くの国民には、その自覚がなく、娯楽に夢中となっています。
天下泰平の時代ならばともかく、
21世紀の日本を左右する「選択の時代」に来ているのです。
 こうした進路を決める時には、一部の政治家や学者が決めるのではなく、
国民的な合意、コンセンサスが必要です。
にもかかわらず、多くの国民には、その自覚がなく、
相変わらず、娯楽に夢中となっているように見えます。
しかも、多くの人が、選挙には行かず、投票権を捨てている現状があります。
民主主義国において、投票を棄権するということは、
「政府に、何でも、お任せします」という白紙委任になります。
 これでは、日本は、民主主義国とは言えず、
少数エリートが支配する管理国家とも言えるでしょう。
 多くの国民は、
娯楽という「餌」を与えられて満足する「かごの中の鳥」なのか。
 今でも、外国では、言論の自由が制限されている国が多数あります。
それに比べれば、日本の言論の自由は、世界最高水準でしょう。
にもかかわらず、多くの国民は、言論の自由を行使するどころか、
選挙などの意思表示をせず、
日々の娯楽や美食に夢中となっています。
 どうして、こうなってしまったのか。
明治時代の人たちは、自分の命を捨ててまで、
選挙権を獲得し、民主主義を求めてきたというのに。
やはり、テレビは、現代人にとって、「毒」だったのか。

テレビ TV 2004 12 27

テレビに夢中で、親子の会話が減っていませんか。
テレビに夢中で、夫婦の会話が減っていませんか。

テレビは、社会の「病」です。
こうした状況を改善すべきです。
タバコと同じように、
「テレビを見過ぎると、あなたの家庭を損ねる恐れがあります」と表示すべきです。
いずれにせよ、テレビ依存症やテレビ中毒に対して、何らかの対策をすべきです。
これは、麻薬対策と同じように、真剣に、有効な対策を考えるべきです。








































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